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米国ハワイ州の太陽光発電・蓄電池事業者Adonグループへの出資参画について

2018年09月20日
東京電力ベンチャーズ株式会社

当社は、本日、当社100%子会社のTEPCO Innovation & Investments US, Inc.を通じて（以下、TI&I社）、米国ハワイ州の太陽光発電・蓄電池事業者であるAdonグループ^※1に出資いたしました。出資額は200万ドル（約2億2千万円）となります。

ハワイ州は、2045年までに全供給電力量における再生可能エネルギーの割合を100％とする目標を掲げており、システム価格の低下や連邦・州レベルでの支援政策により、太陽光パネルの導入が進んでいます。この結果、需給調整や電圧調整等の諸問題が顕在化したため、この状況を緩和する蓄電池を組み合わせたシステムが注目されています。

Adonグループは、オアフ島を中心に商工業施設のお客さまに対する太陽光発電事業の開発・建設・運転保守・資産管理を手掛けており、今後、同事業に蓄電池を組み合わせた事業を新たに展開していきます。当社はAdonグループに出資参画し、同社の事業に共同で取り組むとともに、お客さまのリソース^※２を最適制御するマイクログリッドビジネス、さらにはデマンドレスポンス市場におけるリソースアグリゲーションビジネスへの参入など、今後の事業拡大とさらなるビジネスモデルの変革を通じて事業価値の最大化を目指します。

当社およびTI&I社は、電力系統事業者を対象とした米国PJM周波数調整市場への事業参画（2017年12月8日公表済み）に続き、今回のAdonグループへの出資を通じ、一般のお客さまを対象とするビハインド・ザ・メーターの事業の展開を通して、より広範な分野における蓄電池を活用したソリューションを創出してまいります。

今後、日本国内での事業展開も視野に入れ、収益を拡大するとともに、事業構築・運営などのノウハウを獲得し、さらには、海外の他地域においても新たなビジネス機会の拡大に挑戦してまいります。

以　上

※１ Adon Construction Inc.社、Adon Renewables Corporation社、Green Vision LLC社の3社
※２太陽光発電設備、蓄電池、電気自動車、エアコン等の大型負荷

＜出資ストラクチャー＞